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未来から来た男 ジョン・タイター

先日、トロン:レガシーを観に行った。

※本文の内容は映画とは関係ないことなので観てない人もご安心を。

小さいころ観たトロンは強烈で、超未来って印象だった
私の想像を超える得体の知れない世界。
うひょーカッコイイとか思ってたけど、はっきり言って、当時、内容はほとんど理解できてなかったし(^^;)

で、同じ世界観のストーリーを2011年に見ると、それは既に近未来もしくは現代な感じになっていた。
って昭和からすると、超未来的なわけね。

未来はあっとゆうまにやって来る。

今日は、そんな未来からやってきた男の話をしたい。

その名は ジョン・タイター

知ってる人は知ってると思うけど、世界一有名なタイムトラベラーだ。

ジョン・タイターは、2000年11月、アメリカの巨大掲示板に現れた。
彼は、1998年生まれのアメリカ人で、とある任務を遂行するために2036年からやってきたと自分を紹介した。

この書き込みに数々の質問が殺到し、彼はそれに答えていった。
その内容はなんとなくリアリティがあって、人々は夢中になった。
ジョン・タイターの語る21世紀は、決して幸せなものではなく、アメリカ内戦の末に核戦争が起こるというものだった。

約4ヶ月間、ジョン・タイターは書き込みを続け、最後は「任務が終わった」との言葉を残して姿を消した。
この任務については後述する。

彼の残した書き込みによると、最初にまず1975年に行き、父方のおじいちゃんに会って仕事をし、その後、1998年に来て自分の両親を訪ね、生まれたばかりの自分自身と、両親とで2年間暮らしていたという。

普通はこんな書き込みしても、はいはい、未来人ね。
って流されそうだけど、アメリカの掲示板では質問者とタイターとの間で結構まじめなやりとりが繰り返されたようだ。

うーん。日本の巨大掲示板じゃありえない展開だけどお国柄もあるのかな????

ジョン・タイターが掲示板にアップした資料はここにまとめられている。
http://www.johntitor.strategicbrains.com/TimeMachine.cfm

彼の言うタイムマシンは、私たちが想像しがちな乗り物状ではなくて車とかに取り付けられるマシンらしい。

って、どうしてもデロリアンを想像しちゃうwww

彼が使ってるタイムマシンは、C204型重力歪曲時間転移装置とかいう名前でゼネラル・エレクトリック社製とのこと。

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ゼネラル・エレクトリック社は実在する会社で世界最大規模の企業だ。
うーん。。ずいぶんちゃっちい気が。。
でもそこがリアルなのか?? どうかな。。

そんで、まあ、彼が出現したのは数ヶ月間のことだったし、何年もたつうちに忘れ去れてしまうのがよくあるオチなのだが、、、、彼の場合はまだ続きがあった。

この未来人騒動の2年後の2003年。
とある弁護士のもとに、自分たちがジョン・タイターの両親だと名乗る夫婦が現れたのだ。

彼らには5歳になる息子がいてそれが現在のジョン・タイターであり、確かに未来から来たジョンとも一時期一緒に暮らしていたと夫婦は話した。匿名を条件に彼らはジョン・タイターが存在する証拠を弁護士に預託すると、もうかかわりあいたくないと言って姿を消したそうな。

このエピソードそのものが弁護士の作り話って可能性も含めて、だいぶ眉唾もんだが、この夫婦の出現によって、ジョン・タイターの存在を信じる者が増えて、信者的な人たちまでいるそうな。

なかなかすごい話である。

ジョン・タイターが掲示板に書き込んだ内容を日本語で読めるサイトは残念ながら今はないみたいで全貌はわからない。
ちらほら見つかる情報を拾っていくと、このタイムトラベラーの発言が注目される理由がなんとなくわかる。

なんかホントっぽいんだよねww

彼は予言めいた21世紀の出来事をたくさん書いていたようだ。
しかし、それは予言ではなくて、あくまでも自分が知ってる歴史だそうで。
自分が干渉してしまったので、これから先は、彼が知ってるように歴史が動くとは限らないと。

彼がタイムマシンでやってきたこと自体も含めて、何かするたびにズレが生じて、自分が見てきた未来と、今から起こることには若干違いが生じるらしい。

彼が来た世界と、今、我々がいる世界とでは2%ほどのズレがあるそうな。
2%って言われても具体的にはわからないけど。。
でも、彼が実際に言っていた未来と現実とではだいぶ違いがある。

一部を箇条書きでまとめてみると…

 

・2000年問題で災害や混乱がすごかった。

私たちが知る歴史では、2000年問題は大したこともなく終わったが、それはジョンが1975年にやったことが影響してるらしいと彼は説明する。

 

・同時多発テロについては一切言及がない。

ただし、ニューヨークの摩天楼の形が自分のいた時代とは異なると発言している。
テロはジョンが去ってから起こっている。
仮にジョン・タイターが本物であるならば、彼のいた世界ではテロは起こってないということか。

 

・イラクが核兵器を隠し持っているとの理由で第二次湾岸戦争が勃発。

これは実際の歴史も同じようになった。

 

・オリンピックは2004年が最後で2040年までない。

2008年のオリンピックは中国になるが、内陸部暴動によって中止になる。
中国での開催は2001年7月に決定してるので、ジョンが去った後だ。
で、実際はチベットのいろいろがあったけど開催はされた。
2%のズレ???

 

・2005年にアメリカが内戦状態に、2011年にアメリカが解体、翌年アメリカ連邦帝国となる。

2015年にロシアがアメリカに対し核兵器を使い、核戦争が起こる。

これは2000年問題の混乱が元で起こることらしく、2000年問題がなかった現状では違う歴史になっていると解釈されるらしい。

 

・2008年にアメリカ初の女性大統領が誕生する。

実際はヒラリーとオバマが戦ってオバマが勝った。
これも2%??

 

・タイムトラベルの基礎を発見したのはCERN

CERNは素粒子物理学の世界最大の研究所。
SF小説などにも頻繁に登場する実在の研究所だ。
ホントにタイムマシンが開発されるなら、ここだろうなぁって所。

 

ジョン・タイターはこれ以外にもたくさんのことを書いているけどちょっと本当かも、って気になったところはこんなところ。
あとは誰でも言い当てられそうなこととか2011年でもまだ未来のことなのでわからないこととか胡散臭い内容もたくさん彼は書いている。

で、ジョン・タイラーの使命ってなんだったのか????

彼は、彼の時代から2年後に迫った『2038年問題』への対応するためにやってきたのだ。

核戦争前のコンピュータを2038年問題に向けてデバック(修復)するためには【IBM 5100】が必要だとわかり、既にロストテクノロジーとなってしまった【IBM 5100】を入手しに彼はやってきた。

ジョンのおじいさんが【IBM 5100】開発に携わった人物だったそうでそれで彼が選ばれたそうな。

【IBM 5100】は、1975年6月にIBMが市場に初めて出したコンピュータで、確かにそういうデバックができる作りになってるらしい。よくわからないけど。

そんで最初、1975年に行っておじいちゃんに会ったんだね。
そのじい様が実在するのかどうかは調べられなかった。

↓IBM 5100

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あと、1975年で重要な人物に会うことも目的だったらしい。
彼のおじいちゃのことではないらしいけど、誰????
ちなみに1975年はマイクロソフト社が設立した年でもある。

その後、1998年に来たのは2000年問題から家族を守るためと思われる。

なななな、なんだこの設定ワクワクする!!!

映画みたいじゃん!!!

で、関係ないけど、私、1975年生まれなんだよねwww
なんかドキドキするわ。

こうして未来から来た男、ジョン・タイターは数々の謎を残したまま、2001年3月、私たちの前から姿を消した。
それから10年、彼が再び姿を表すことはないが、彼が予言した未来が、どんどん通り過ぎて過去になった。

彼が本物か偽者か、未だに熱い論争が繰り広げられているらしい。
きっと答えは出ないだろう。

だって、彼の言ったとおりの未来にならなくたってここは彼が来たのと違う伏線の世界と言えばいいんだもん。

未来はどうにだってなれる権利がある。

ただ、彼が本当に未来人とするならば、最後までわからないことがある。
なんのために、彼は掲示板に書き込みをして、みんなに自分の存在をアピールしたのだろうか。
「全て虚言であるから」という理由のほかにこのわけを説明できるならしてほしい。

ここまで書いといて何だけどw

そこがクリアされないと、私はこの話を全く信じることができない。

日本の人が書いてる記事でチラホラみられる解釈は、彼の使命は、【IBM 5100】の入手のほかにもあって、それが、2000年問題があっさり終わる世界の成り行きを検証して実験することだったというものだ。

1975年に彼は2000年問題に関する何かの工作をして、今私たちがいる歴史を作り出し、2000年付近に滞在してしばらく様子を見て、情報収集したり、掲示板に書き込んで何かの実験をしてたのではというものだ。

現に、彼は、このままストレートに2036年に帰ると自分が来たのとは違うほうに行ってしまうから、一度1975年に戻って、そこから来た道を帰ると言っていたらしい。

これはなかなか面白い解釈であるが、どうかなぁ。。。

あと、この一連のことにはジョン・タイター財団とかいうとこがアメリカで著作権登録してるらしい。
怪しい。。。怪しいなぁ。。

信じるか信じないかはあなた次第です(・3・)

 

<おまけ>

◇タイムトラベラーが写っちゃった系

1940年の写真にまぎれこんだ男

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これは1940年に写された写真らしいが、丸でかこった男がどうみてもこの時代の人っぽくないため、タイムトラベラーなんじゃないかと噂された一枚である。
なんかでも、この人の後ろにいる人との距離がおかしい感じがして合成かな・・とも見え・・・。
未来から来たタイムトラベラー?1940年の写真に写りこんだ現代風の男

http://karapaia.livedoor.biz/archives/51693181.html

1928年に撮影された一般人の中に携帯電話を使う人???

これは、チャップリンの「サーカス」という映画の特典映像で、実際には使われなかった没シーンだそうだ。普通の通行人を写したシーンでエキストラではないらしい。

このおばあさん?確かに携帯で話してるように見えるけど。。
どうなんだろうね。

1928年の映像にタイムトラベラーが写っている?
http://slashdot.jp/idle/article.pl?sid=10/10/30/0138227


キリがないからここでおしまい。
というわけで、やっぱりタイムトラベルがテーマのお話って面白いね。

ホントにCERNが作ってくれないかな。

mirai12

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2011.01.6
※記事の内容は私が独自に調べてまとめた内容なので間違いもあるかもです。そしたらごめん。

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