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夢日記

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2015.05.20機械の怒り

体育館のようなところに謎の機械が3台並んでいる。
ロボットのようなゲーム機のような、人間の身長より少し背の高い機械だ。
真ん中の機械には中央に昔懐かしのじゃんけんゲームが付いている。

それぞれ奇妙な動きをしていて、私は面白がって携帯で動画を録り始めた。
すると1台の機械がスルスルっと前後左右に動き出して私の方へ向かってきた。
その機械には顔らしき部分があるのだが、むこうを向いていて見えない。
ピピッピピッという音を発しながら機械は私の方へジグザグに床を滑って寄ってくる。

この機械が私に好意を持っていないことを知っていたので、このまま壁に追い込もうとしてるのだろうと気がついた。
私は壁際を避けて広い方に歩いて行きながら、携帯での撮影を続けた。
顔を見たかったので、こっちを向いて、と話しかけると、機械はぐるっと回ってこちらに顔を向けた。
機械の顔はボンヤリしていて識別できなかった。

なおも機械はピピッピピッと言いながら私の方へ詰め寄ってくる。
私は携帯を掲げて動画を録り続けているが少し怖くなってきた。

ピピッピピッピピッ…

機械が徐々にスピードを上げて寄ってきたと思ったら、ガシャーンと顔が変わって明王の形相になった。
私はそれを携帯越しに見ていた。

ひえ~っと思って機械についている停止ボタン(そんなものがあるのかわからなかったが)を押そうとしたらスルスルスル~っと機械は後ずさりして他の機械の方へ行ってしまった。

止めさせてっ!

叫んでいる自分の声で目が覚めた。
まだ朝ではなかった。

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